わたしの全ての物語(仮)

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児童書

“Birdsong” Text by Katya Balen /Illustrations by Richard Johnson/Barrington Stoke,England)

作: Katya Balen(カチャ・ベーレン)絵: Richard Johnson出版社:Barrington Stoke,(Kindle)出版年:2022出版国:England この作品 "Birdsong" は、邦訳『ブラックバードの歌』(カチャ・ベーレン 作/千葉茂樹 訳/あすなろ書房)が2023年10月に刊行され…

2023年心に残った児童書/YA作品

*あいさつ もうすぐ2023年も終わりますね。仕事納めをするでもなく、あまり年末らしさを感じないのですが、この記事で今年を締めたいと思います。大事なのは形です(笑)! おかげさまで、今年はこのブログをはじめることができました。見切り発車感が否め…

サラ・クロッサンさん講演(@ヨーロッパ文芸フェスティバル2023)金原瑞人さん、三辺律子さんご登壇

2023年11月24日(金)にヨーロッパ文芸フェスティバル2023 に行ってきました。イタリア文化会館での講演、〈子どもから大人への移行期の読者に向けた叙情的なストーリーテリング〉です。アイルランドの詩人サラ・クロッサンさんがメインゲストでZoomでのご参…

『世界を7で数えたら』(ホリー・ゴールドバーグ スローン作 三辺律子訳 小学館)

『世界を7で数えたら』 作者:ホリー・ゴールドバーグ スローン訳者:三辺律子出版社:小学館出版年:2016年ISBN:978-4092905801 主人公ウィローは数字の7で世界を見る女の子で、生まれてから7番目の月と7番目の日に里親に出会った。高機能の脳を持ち、…

『葉っぱの地図』(ヤロー・タウンゼンド 作 /井上 里 訳/小学館)

作:ヤロー・タウンゼント訳:井上 里出版社:小学館出版年:2023年舞台:(出版国)イギリスISBN:978-4092906693 *2023年ブランフォード・ボウズ賞ショートリスト選出。 本書は、植物の声が聞こえる少女が、大切な庭と母の名誉を守るため旅に出るファンタ…

『このすばらしきスナーグの国』(E・ A・ワイク=スミス原作/ヴェロニカ・コッサンテリ作/野口絵美訳/徳間書店)

原著:E・ A・ワイク=スミス作:ヴェロニカ・コッサンテリ訳:野口絵美出版社:徳間書店出版年:2023ISBN:978-4198656805 【概説】 本作は、『ホビットの冒険』の著者J.R.R.トールキンが自分の子どもに読み聞かせた名作をもとに、イギリスの現代作家が編み…

『西の果ての白馬』(後半)(マイケル・モーパーゴ作/ないとうふみこ訳/徳間書店)

前半の続きです。 「ネコにミルク」 トレメッダ農場は〈ワシの巣〉の丘のふもとにある。農場主はバーバリーおじいさん。年老いてから結婚した奥さんは、息子トーマスを産んですぐに亡くなった。おじいさんは昔ながらのやりかたで農場経営を行っていた。トー…

『アリとダンテ、宇宙の秘密を発見する』( ベンジャミン・アリーレ・サエンス作/川副智子訳/小学館)

作: ベンジャミン・アリーレ・サエンス訳:川副智子出版社: 小学館出版年: 2023年舞台:アメリカ(テキサス州)ISBN:978-4093567442 夢中で読み終えた。好きすぎるあまり、すぐ感想がまとまらないタイプの作品だった。アリの気持ちが沁みいるし、やや自…

ブログ開設のごあいさつ

みなさん はじめまして。こんにちは。こんばんは。新しいブログを開設しました。ブログ名はズバリ『わたしの全ての物語』(仮)です。ズバリと言いながら(仮)です。サラ・クロッサンさん の『わたしの全てのわたしたち』(最果タヒ/金原瑞人訳ハーパーコ…